由緒と御神徳
由緒
森三吉神社
明治20年9月に建立された三吉神社碑を依代として、秋田県秋田市に鎮座する太平山三吉神社総本宮の直轄社として勧請された神社です。
昭和17年に社殿建立、昭和56年に総本宮の旧社殿解体材を拝領したのを機に現在の社殿に改新築され、昭和62年の創祀100年を経て平成29年には創祀130年を迎えました。
町民より”みよしさん””さんきちさん”の愛称で敬神され、敬神婦人会や雅楽会も組織されています。
火防の社
昭和36年10月23日午後11時30頃、森町にて火災が発生し強風と水不足により14万1千平方メートルを焼失、罹災戸数633戸、罹災者数2238人に達する大火事となりました。森町大火です。
この大火は森三吉神社の目の前まで迫りましたが、火難を除け境内には火が入りませんでした。
強風吹き荒れる大火の難を除けたことは神様の御神徳であるとされ、「火防の社」と称えられます。
御神徳
大己貴神 おおなむちのかみ
別名を大国主命(おおくにぬしのみこと)と称し、全国各地でおまつりされています。神話では、日本国を拓き、造り治め、人々が生活する上で必要な文化や技術を授けたことから、様々な御神徳を兼ね備えた神様とされています。
特に家庭円満、縁結びの神様として有名で、男女の縁や人と人との縁、学校、職場、社会など様々な事柄とのご縁を結ぶ神とされています。
主な御神徳
家内安全 商売繁盛 農業発展 産業発展 縁結び 子授け 安産 病気平癒 交通安全 航海安全
少彦名神 すくなひこなのかみ
大己貴神と共に国造りを行った神とされ、開拓神、医療神として全国各地でおまつりされています。
主な御神徳
国土安寧 産業開発 漁業・航海守護 病気平癒 縁結び 安産・育児守護
三吉霊神 みよしのかみ
秋田県の太平城の主、藤原鶴寿丸三吉は人の面倒を良くみた名君でしたが、他の豪族にねたまれ追い出されたため、世を捨てて太平山に篭り、太平山の神様即ち大己貴大神、少彦名神様を深く信仰し、修行して力を身につけ神様として祀られました。曲がった事が大嫌いで、力持ち。弱きを助け、邪悪のものをくじく神様です。
特に勝利成功、事業繁栄の神として、北海道、東北、関東などに崇敬者が多く、「みよしさん」「さんきちさん」の愛称で親しまれています。
主な御神徳
力の神、勝負の神、勝利成功、事業繁栄
三吉霊神 御神像
お問い合わせ
森三吉神社社務所
電話番号 01374-2-1423
住所 〒049-2313 北海道茅部郡森町字森川町73-3